●松本幸夫「早く家に帰るための「仕事のルール」―絶対に残業しない仕事術」PHP研究所
残業をするはめになるのはなぜか?自身の仕事の仕方から、コミュニケーションのやりとりまで、効率化を阻んでいるムダを取り除く方法を解説。
<印象>「仕事を見切るのも能力のうち」「人にヘルプを頼む勇気を持て」「他人の時間を奪わない話し方」
☆☆☆
●畑村洋太郎「数に強くなる (岩波新書 新赤版 1063)」岩波新書
畑村先生ファンではあるが、設計関係や失敗学関係は無条件で買うものの、数学関係は苦手意識もあり、手が出なかったが、本書は新書サイズということもあり、購入してみた。設計者を志して10年過ぎ、未だに「数」に慣れていない気がすることも購入動機の一つだったね。
数の感覚というものをどう掴むか、どう使うか。これは設計者には必要な力ではないだろうか。ザックリ、ドンブリ、ドンガラ。この三つを明日からでも使いこなしてみたい。
<印象>「なんでも数にする」「その場で数を作る」「体感基準をつくる」「ザックリのすすめ」「ドンブリのすすめ」「ドンガラのすすめ」「転職2回給料半減の法則」
☆☆☆☆
●高橋克徳 他「不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書 1926)」
一緒のプロジェクトをしているにも関わらず、キッチリ線を引いて、
「ここからコッチは俺、そっちは知らない」として仕事をするリーダーがいた。その人しか、業務方法を知らないのに、である。
当然、仕事の進みはリーダー分は早いが、他が遅いため、プロジェクト自体は遅く、難儀した覚えがある。やはり、プロジェクトはチーム一丸となってこそ、動くものであり、成果があがるものだと考えたのが去年4月。
現在、自分がチームをまとめているが、
「そもそも、会社で「協力する」ということは何を指すのだろうか」
そんな壁にぶつかっている。
そんなときに書店で見つけたのが本書。現在の職場の問題、協力の阻害原因、社会心理学から見た協力と順立てて解説。今までの自分の経験と本の解説や話を照らし合わせながら読んだが、まずは「協力する動機づけ」なのだなと感じた。個人と個人のつながりもさることながら、会社として協力する文化、組織にしないといかんな。
<印象>協力を考える三つのフレームワーク、社会的交換理論、信頼し合うための基礎をつくるには、Google、サイバーエージェントの協力しあうための仕掛け、「きっと、誰かが助けてくれるだろう」。。。「援助行動の傍観者効果」、
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