2013年8月16日金曜日

息抜きに。

(key words) 半沢直樹、

夏季休業1日目。

話題の半沢直樹第一部を一気見。
見終わった後、サラリーマン金太郎のような感じを受けつつも
鋼の錬金術師あたりの少年漫画のような、RPGみたいなドラマだった。

ネット等では「水戸黄門」と形容されてたので、
各話完結かと思いきや、5話で第一部終了。
それでも、3話辺りから小ボスが何人か倒されるので、それはそれでスッとするが、
それまで張っていた伏線を回収しながら、ウラで新しい伏線を張ってる(^^;。
とはいえ、大体、大ボスがまだ控えているし、
次回の引きに「どうにもならなそうな壁」等の問題を提示するから、
やっぱり、モヤモヤしながら、
「半沢課長!どう切り抜ける!?歯ぎしりしながら睨みつけたい気持ちは観てる俺も一緒だよ!次回が気になって仕方がない!!!」
と。我慢ならず次の回、次の回と見てしまった。

最後こそスカッとしたつもりが、
しっかり、やっぱり、第二部の引きで終わる辺り、少年漫画(^^;
真の大ボスはやっぱり、アイツか。と。









久々にDVDになったら欲しいと感じたドラマだった。

まーサラリーマンとしては、あのドラマ見ると、色々あるよね!

 前職で言ってみたかったぜ!
「やられたらやり返す!倍返しだ!」
支店長みたいな事を技術上司にやられてた?みたいなので(^^;

残りの休暇は4力でも復讐、いや復習するための本や資料を
整理しようかと。



2013年7月5日金曜日

鉄工所まんが 3作品目→「まちこう!」

(key words) 鉄工所、ナッちゃん、とろける鉄工所、日常系4コマ

以前のエントリで取り上げた
たなかじゅん「ナッちゃん」(AA)


は鉄工所漫画の先駆けであり、
その鉄工所に持ち込まれる課題、発生した問題をどう解決するかという
ある種の推理漫画のような面白さがあった。
結果(イイ意味で)現物合わせが中心の問題解決が多く、
量産設計者には直接参考になるものは少なかったが、
それでも、機械設計者、技術者として
ナッちゃんと一緒に悩んだりするのは
面白かったし、そういう解決方法もあるのか!なんていう
目からウロコな事案もあった。
2,3年目あたりで読むと良いだろうね。

これも以前のエントリで取り上げたか、
最近完結した、鉄工所漫画2作品目

野村宗弘「とろける鉄工所 」(AA)は、
溶接工あるある、鉄工所あるあるを
知ることが出来る貴重な資料だと思う。

正直なところ5巻 以降まだ読んでいないのだが、
溶接工、鉄工所の苦労を垣間見ることが出来、
製作をお願いする方の者として、
少しでも作りやすい形状、読みやすい図面、
危険の無いものづくりをして頂けるような構造
を検討していきたいと改めて思ったりした。
(が、当時は機械加工や精密板金加工が主で
なかなか鉄工所に持ち込む案件は無かったのだが)

そして、鉄工所まんが3作品目
浦地コナツ「まちこう!  」(AA)である。


!が付いているあたりは、けいおん!の流れを組んでいるっぽいし、
可愛い絵柄から、「舞台が鉄工所ってだけなのではないか?」と
内容はあまり期待していなかったのだが、

読み進めるにつれ、知識は付け焼刃的な感じがせず、
むしろ、現場の知識がそのまま流れ込んでいる感じがした。

「とろける鉄工所」も現場感があったのだが、
それ以上にある。
恐らく「とろける鉄工所」は
あんまりにも機械設計便覧的に専門用語を散りばめ過ぎては
読者が付いてこないだろうということで、控えめだったのかもしれないが、
 (繰り返すが5巻以降読んでおらず断言するのもどうかと思うけども(^^;)

「まちこう!」は そんな遠慮などは感じず、
専門知識や溶接ノウハウをフンダンにストーリーに取り入れている。

チラ見すると、以下のような感じ。

結構、前の方でオーステナイトうんぬんが出てきた辺りで、ワクワクしはじめた。
とろ鉄でもあったスパッタ取りは、やはり入門仕事。


「日常4コマ作家でこんなに鉄工所に詳しい女性マンガ家がいるのか?」
「元鉄工所勤務か、実家が鉄工所か?」そんな風に考えた。

「ナッちゃん」の作者、たなかじゅん氏の 実家が鉄工所。
「とろける鉄工所」の作者、野村宗弘氏は元鉄工所勤務。

それならば、納得の内容なんだがなぁと巻末を見たら、
浦地コナツ氏の旦那さんが現役鉄工所勤務!

結構、ネタ出しされているようで「通りで!」と。

現在、製缶物で四苦八苦してる状況なので、
制作現場を見るのが一番勉強になるのだが、
見に行きたいと思いつつも見に行けない状況が続いている。

そんな中、
「あーこうやって作ってるのかもな」という点が
いくつかあり、参考になった。<治具のあたり。

この2本の四コマが個人的に参考になった。








・・・・・・・・

「まちこう!」は「ナッちゃん」「とろ鉄」と並んで
若手の機械設計者(製缶ものの場合は特に)に
オススメしたい作品です。

2013年5月25日土曜日

製缶物設計ノウハウまとめサイト

(key words)製缶物、大型精密構造体

 製缶物の雰囲気にようやく慣れてきた今日このごろ。

そろそろ、関連書籍に当たろうと
Amazonで幾つかあたっているのですが、
中身を確認できるわけではないので、
コレというものにあたれず。

前職であれば会社最寄り駅近辺に大きな書店が2、3あったので、
理工学書コーナーに立ち寄って物色もできたんすが、
現職の最寄りには書店すらなく。。。
休日に都市部に出るか、神保町の明倫館でも行くかどうか
というところ。

話はAmazonに戻り、
製缶で検索をかけると板金展開関係の本ばかりになり、
溶接構造うんぬんに関しては、
どうも、建設や橋梁関係の方が多い感じ
(と言いながら調べきれているわけではなく)。
その手の本は、もう少し後に読むとして

「絵ときなんちゃら」レベルよりは上で
ノウハウ的な側面の強い資料が無いかとググってみると、
製缶物関係のノウハウをまとめたサイトをいくつか発見。

その中の一つ、以下のサイトはよくまとまっているなとブックマーク。

大型精密構造体 設計・製造.com
http://www.oogataseimitukouzoutai.jp/
運営母体は横河ブリッジさん。

設計の際の知識やポイントを綴っている。
考えれば当たり前の事も書いてあるのだが、
電気抵抗溶接ばかりだった自分からすると、なるほどということも多く。

隅肉溶接の数を如何にして必要最小限に抑えるか?
という所がポイントのように感じた。

・要求性能を踏まえ、溶接部の強度を考慮した妥当な脚長、長さ
・既成鋼材採用による構造の工夫による溶接箇所抑制
・構造の自由度の奪い方(という表現が正しいか?さておき)をキチンと把握し、
 もしくは、撓み量踏まえた板厚選定をして、不要な部材を省く

取り敢えずのところ、というところか。

溶接部の強度の目安について、以下のページに書かれており、
非常に参考になった。他の資料でせん断や曲げモーメントを考慮した溶接量計算をしていたが、ザックリな目安として

〜溶接サイズ6mm×長さ100mmの片側すみ肉溶接の設計耐力は3トンを上回ります。

(上記リンク先 POINTより引用)

を覚えて置くだけでも違うと思う。

あとは固有振動数の配慮やバランスなどを加えれば良いのかな。

他、

事例紹介等々の場所としてブログも運営されており、

大型精密構造体設計の最新事例紹介
http://oogataseimitukouzoutai.blogspot.jp/

こちらもなかなか刺激になったな。

量産製品設計に関しての設計現場寄り本は一通り出た感じがしますので、
次は製缶物や小規模装置開発(メカ、電気、ソフトまでのまとめ)についての本
あたりをネタに2,3冊出して頂けたら>日刊工業新聞様

とかなんとか。


2013年5月9日木曜日

メカ設計者の知識ゼロからの日商簿記3級取得

といっても、昨年の話だけども。

前職の技術営業の際、
客先確認のためにも財務3表を読めた方がいいんじゃないかと
経理部長の勧めもあり、取得した。

実際、営業でも、転職でも、
上級管理職の会話を横で聞いてる時でも
ある程度役にたった知識。

知ってる知らないでは結構違うなと思ったりなんだり。

実際は本腰入れて会計知識を入れないと
本来の判断まで出来ないと思うが、
いろはを知るためにも入門編としての商業簿記3級はいいのではないかと。

2級は続けて取った方が良いと言われてるけども、
転職タイミングと重なったため、
2級の勉強をする機会を逃してしまってとれずじまい。
残念。。


・・・・・

というワケで 日商簿記3級取得までのレポート。

元々機械設計を13年程やり、3年弱営業だったのですが、
その間、簿記のぼの字も知らずに仕事をしていたので、
何から手を付ければよいかという状態からのスタート。

とはいえ、高校生も取る資格。
ネットを見れば
3ヶ月程度の勉強で取れるということなので、
それを踏まえて準備をした。

下記簿記知識ゼロからの日商簿記3級取得
経験談を先に結果からまとめると。
  1.  まず、簿記がどんなもので、どんな試験か「大雑把」に知る。
      →ガイド本、漫画簿記本
  2.  テキストを「大体」の理解でこなしていく。 →テキスト本 
  3. 問題を解きまくる。ここで理解が出来る。  →テキスト本についている例題や模試、
       予想問題集

こんなところ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「さぁ、どこから勉強しようか」
本屋に行っても色々と本があり、
とりあえず方針が決めたかったので決めかねていると
一冊のガイド本に出会った。

日商簿記3、2級 受かる勉強法落ちる勉強法(AA)

この本は勉強姿勢と試験までの期間に合わせた勉強法と
オススメテキストを提示してくれるガイドブック。
私はほぼこの本の教え通りに本を選んで合格した。
勉強タイミングは日によって出来たり出来なかったりなので
本通りにはいかなかったが。。。

ちなみにこの本を読んでも、ピンと来ることは無かった。
というのも出題傾向とかも併せて書いてあるのだが、
そもそも簿記がわかっていないとイマイチはいってこない(^^;

とはいえ、この本は
「勉強法と試験までの過ごし方(勉強計画)を知る本」
とわりきれば 大分有用。。

次に手にしたのは、上記本でオススメされていた
すいすい♪簿記 マンガみてGO! 日商3級【第2版】(AA)
これは漫画で簿記を教えてくれるもの。
簿記知識ゼロの人には打ってつけ。
ただ、注意しなくてはならないのは、
コレ一冊で覚えられない。問題をこなしてこそかと。

あくまで、簿記知識ゼロの人が
「簿記ってなんだろう、どんなものだろう?」
ということを 知るための一冊と割りきって買うと良い。
↓次のテキストはこれによる前知識があったからこそ
こなせたと思う。

↑ここまでで、一ヶ月。
ガイドブック2週間、漫画2週間で読書感覚で読んでいた。

サクッとうかる日商簿記3級商業簿記 テキスト 【改訂五版】 (AA)
 いよいよ、テキストに立ち向かう。
漫画の方では正直ボンヤリイメージが出来ただけだった。
 漫画は漫画で表現するために砕けて描いた部分が
かえってわかりにくい部分も多々有り。
(それでもずぶの素人にとっては概要をつかむには良いと思う。)

このテキストを読み、また、例題を解きいたが、
やはり、ゼロ知識からのでは難しかったと感じたのも
このテキストに挑戦し始めた頃だった。

この難しいなというのが解消されたのが次の本から。
サクッとうかる日商簿記3級商業簿記 トレーニング 【改訂五版】 (AA)
この本の例題や設問よりも、大きい設問、第三問や第四問といった
残高試算表や精算表などの設問にメインでとりかかりはじめて
それらがスムーズに行き始めた時に3級の求めてる範囲がわかった気がしてきた。

とにかく、問題を解く。
時間が無ければ例題も含めて解けなかった問題を
ピックアップしておいたり、巻末のデカイ問題や模擬テストなど繰返し問いてみる。
特に、本番と同じような模擬テストは練習で時間を図りながらやると
よい。

↑ここまでで2ヶ月。トレーニングは、ほぼ2周しましたかな。
本読みは電車の行きだけ、勉強は平日朝一時間くらい。
後は出来る間を見つけてやっていた。

このトレーニング本を飽きるほどやったかな。
試験1,2週間前のときには予想問題集にとりかかった。
ちなみに、私の場合、ここまで頼ってきたネットスクールさんの予想問題集5回分+1回大穴問題を繰返し解いた。

試験には予想問題と同じようなものがたくさん出て非常にビックリしたので、
予想問題集はマストバイ!
その年その年によって難易度が多少変わり、また、予想の当たる確率もマチマチのようだ。自分が受けた年のネットスクールさんの予想問題は9割形合ってたと思う。

予想問題集は、想定される試験と同じようなスタイルで解くとよいかな。
自分は会社の会議室で、何となく試験のような雰囲気を作ってやっていた。
この頃は週末追い込んで、予想問題やトレーニングについていた模試を
とにかく解いて解いて解きまくった。

・・・・・・・・
さて、私が試験当日まで、懸念していた下記について
同様に思う方もいるかと思いますので、メモ。

Q)商業高校の試験会場で高校生と一緒になるのか。


私の試験会場は某商業高校を指定された。
てっきり、社会人は商工会議所だと思っていたので、
ひどく狼狽したな(^^;
高校生と一緒に受けたくないなーとか思っていたのだが、
それは取り越し苦労で、
実際は社会人だけ集めた教室で受けました。

また、社会人(らしい)人の受験率がものすごく多かったのも
印象的だった。2/3くらいは社会人だったんじゃないかと。
もちろん、大学生だったりする可能性もあるが、
大人が結構受けているというのは安心したし、
落ち着いて受けることができた。

会場が一度も降りた事が無いところだったので、
前の週に会場最寄り駅までの時間と
会場までの距離感をつかみに一度行った(^^;
会場までと言っても、学校近く、付近までだが、
 一度行っておくと、不安要素が少し薄れるので、
心配性の方にはオススメ。


Q)会場が上履き指定の場合どうすれば。

100均スリッパで十分。
忘れた人のために現地でも売っていたが
私の場合、大都市圏だったので、売っていたのかもしれないので、
持参するのがよいかと思う。

Q)電卓について

 これは余談。
試験当日、100均で売っているような電卓を
持ち込んでいた人を見て、非常にビックリした覚えあり。

 やはり、テキスト本などで多く支持されている電卓が良いと思う。
このブログをご覧になっている方は仕事柄、関数電卓を持っていると思うが、
損益計算書等大きな表の問題を解くには
多くの数値を早く打ち込む必要があるので、
打ちやすさと見やすさが重要!!
特にゼロ二つのキーとか、表示に億、万、千が付いているのが無かったら
只でさえ遅い電卓操作がより一層遅かったかもしれない。
多くの問題を解きながら
「関数電卓では無理だったな・・」と感じた(^^;

Canon 電卓 HS-1220TUG SOB 12桁 千万単位表示 税計算可 卓上タイプ (AA)

私もコレを購入して簿記の勉強及び試験に臨んだが、
関数電卓と違って押しやすさ見やすさに特化した感じが
非常に良かった。


◎他。
私は電気機器関係の設計が多く、
多くても4桁くらいの数字、どちらかというと、2桁3桁、小数点有り
のような数字が見慣れていたため、
多くの10万、100万とかいう数字を扱い始めたときには
中々慣れなかったですね。パッと見で10,000と100,000の見分けが付くまで
少し時間がかかったな。
参考になれば。



2013年5月3日金曜日

転職して技術に戻りました

(key words) 転職、前職まとめ、製缶

昨年末、16年程務めた機械設計エンジニアリング会社を退職し、
退職日翌日から設備メーカーに転職しました。

前職では技術を13年程勤め、3年弱技術営業をしました。
前職技術をやっていた時には、
色んなジャンルの設計を担当したため、
構造設計から機構設計まで、一品物から多品種少量、量産を経験し、
CADも5、6種使うハメ?になりシンドイ時期もありましたが、
いい経験をさせてもらったと思います。

技術営業では装置製作の仕様まとめから派遣営業、
カタログ作成やweb編集、市場調査とレポート作成
前任者引き継ぎ事案や指示された事以外は
良かれと思うことは色々と勝手に動いてやっていたワケですが
こちらもいい経験をさせてもらいました。

営業視点で「技術にどう動いてもらうか?」や
上司や経営層に「コレが来る」をどう伝えるか等
色々と学びましたね。

ソフト部門や電気部門の営業も担当していたワケですが
技術に居た時に「営業も技術わかれよ」と思った事があったので、
合間を見て勉強をしたおかげで、技術視野が広がったのも
今となっては良いことです。

今でも悔やまれるのは
スマフォ黎明期に作ったレポートが活かせなかった事。
当時の白書等読み漁って、まとめたIT関係のレポートで
当時仕事が減少しつつあったソフト関係や端末機器関係の
仕事をどう取るか?という話でまとめたものですが、
現状、ほぼ、白書の通りで、進んでおり
黎明期にスマホやクラウドにキチンと取り組んでいたらなと。
上を説得することも技術を本気にする事も出来なかったのが残念。
とあるソフト開発企業さんに
考えているスマホに対する取り組みを話したら、それをキッカケに
あれよあれよという間にアプリを幾つも作って、
その後、しっかり事業化されたのには驚いたし悔しかった(^^;

さて、現在ですが、転職して4ヶ月程でようやく慣れてきたかなというところ。
丸っきり経験の無い製缶物の業界に電気機器設計業務の経験だけで転職したため
図面のスケールや使う板厚やネジ径の違いに調子が狂ってる状況(^^;
今までの経験からすれば、物自体を見て、製造現場を見ることが出来れば
わかってくるかなと。

というわけで、ブログを再開してみようかと思い立ったワケです。
転職しましたので、過去ログの記事で前職がわかるような記述の記事は
削除しました。


 <今日のwikipedia> 製缶